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紀泉台ウェスレーチャペル
「善きに変えられる信仰」
皆さま不安多き世相の中で、いかがお過ごしでしょうか。
私たちが置かれている世の中を、毛糸玉のように善を白でまき
悪を黒の毛糸で巻いていくとしたら、どちらの毛糸が大きくなっ
ていくでしょうか。
人の親切や情けやあわれみという、喜ばしい良い出来事もあれば
人の弱みにつけこんだような悪事、偽り、傷つけ罪深い悪い事が
悲しいかな次々と起こっています。
このような世の中でいかに失望落胆せずに雄々しく歩んでいく
秘訣があります。変わらない聖書の約束の言葉に聞きましょう。
「あなたは善なる方、すべてを善とする方。
あなたの掟を教えてください。 」 詩編119:68
〇 善なる真の神様
善なる神には、少しの悪も偽りもありません。一人の人間の内には
善と悪しきものが混在する姿がありますが、真の神はそうではないの
です。どこまでも恵み深く、子を想う母のように慈しみに満ちておら
れ、時に慰め、身をかがめる者を新たに立ち上がらせてくださいます。 神は、苦しむ人や罪深い者にも救いと祝福を与えようと最上の贈りも
のとして、イェス・キリストの命をこの世に贈ってくださいました。
このお方を受け入れより頼む人こそ、味わうことができるでしょう。
〇 すべてを善としてくださる神様
これこそ人の業では不可能ではないでしょうか。全てとは、
良い事のみでなく良くない事も含みます。苦しみ、試練、痛みな
どさえもです。 *(旧約)ヨセフという人は、若い時までは不運 な人生をたどりました。しかし、後々には幸運と祝福を与えられ
ました。~兄たちの悪だくみによって、奴隷として売られる身となり
数々の苦難にあいましたが、主なる神が見守っておられました。
他国で認められ高い地位を得ました。やがて摂理の中、ききんで
食料を求めに来た兄たちと再会し、逆に救う側となったのです! 71節には「苦しみにあったことは、私に良い事です。これに
よってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました。」と
あるとおりです。
〇 悪い事さえも善に変えられる神信仰
*不自由なお体で長い間絵&詩を書かれている星野富弘さんの
美術館を訪れた時、ビデオの中でクリスチャンとなられた本人いわく
「私はこのような体となって幸せでした。・・・」とは、心打た
れる思いでした。存在そのものがどんなに多くの人々の励ましと なっておられるでしょうか。
先のヨセフは、ついに兄たちと和解に導かれて心から主なる神
を仰ぎつつ信仰によって語りました。
「あなたがたは私に悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え
多くの民の命を救うために、今日このようにしてくださったの
です。・・・」 創世記50:20 本当にそうなのです。
私たちの前途に何があるか分かりません。けれどもどうか善な
る神を信じ、イェス様は私たちを顧みていてくださいますので
主はすべてを善きにしてくださるという信仰によって、主の恵み
と祝福の空に向かって羽ばたいてゆかれますように心からお祈り
いたします。
主にあってシャローム !
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